城平京著 講談社ノベルス
Amazonで何となく「城平京」で検索していたら、いきなり小説新刊でびっくりして購入した…。
講談社編集部にありがとうございますと申し上げたい次第。
城平先生というと、「スパイラル〜推理の絆〜」の原作者として有名なのかなあ。アニメ化もされてますし。
私もそこから入ったクチですが、当時、ひと味違うミステリ漫画に衝撃を受けたものでした。読み始めたのは3巻くらい。(ミステリ漫画らしいと判るととりあえずチェックする癖がある頃であった…)
そこから、漫画はコミックス派なれど、創元推理文庫も含め、城平先生作品は全作追いかけている訳です。
何しろ、好きな小説本は何ですか、と言われたら、「スパイラル 〜推理の絆〜 鋼鉄番長の密室」を一番に上げてしま良そうになる程度には、この手のお話が好きな訳です。スパイラル小説版4作目の悪魔の折り紙のお話も大変に好きである。
漫画も「バンパイア十字界」は、毎巻発行されるたびに、どんでん返しにドキドキしていた…。
どんでん返しって、脳のどこかが活性化する感じがする。読んでいて楽しい。
そんな私が、城平先生の小説が出るともなれば読まずにおれようか。いや、おれまい。
ってことで本編の感想。
…いいんですかね? 帯の推薦文がどっちかというとラノベ系の方のようですが、いきなりヒロインが、あんな台詞吐くようなタイプで(51ページ上段末尾)。
装丁もどっちかというとそういう読者想定しているよーな気がするんですけど。
私的には、この主人公カップルはおもしろくていいですが。なにしろどんな恋人同士やってるのが想像すると笑える。
というか、この本、既にミステリずれしたような人の方がおもしろがるんじゃないかなあ? この推薦者でいいのかなあ? と思ったり。
何しろ今回読んだ私の感想は、「ああっ! こんな形のミステリがあるのか!(やられた)」だったので。
まっとうな紹介の仕方をすると、おそらく、伏線とかのピースが見事に回収されるミステリが好きな人向きな話だとは思います。
けど、これミステリの範疇なのか、と、フツーの人は思いかねない…気がする。私的には充分ミステリ範疇なんですけど。
いえ、本音言うと、今回のお話は、微妙に回収の段の決め手が弱いよーな気もするのですが。
先に4つって言われたのもちょっと何かな…。これが最後の一手です、的にやってくれても良かったような。
あと、キャラクターは主人公の思考のノリが、スパイラルの主人公を思い出すな〜って感じ。わかれた彼女が兄嫁タイプ。とすると兄が九郎なのか。
その他にも、一部、日本語が気になるところがあったよーな。何でかな。私の言語感覚の問題かな。
いや、そもそも、タイトルからして、城平先生のタイトルの付け方って、不思議なセンスだよなあ、と以前から思ったりしている…。
売れるんでしょうか。売れてください。他の人も読むといい。そしてもっと城平先生の本が出るといいと思う。そうすると私は城平先生の新作を読めて大変嬉しい。
タイトルの付け方からすると、これはシリーズ化してくれそうな話でもある。次巻以降どのような展開をしてくれるのかが大変気になります。
しかし、この本、最大の驚きは、帯で別の出版社の本が大宣伝されていることかもしれないっす…。
ガンガンってスクエニ発行だよね…。
ともかく楽しく読みました。ごちそうさまでした。
【本:推理の最新記事】

